29a85cbb.jpg和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。
午前中は、熊本国際民芸館の「秋の親睦会」に出かけてきました。
「民芸」は、着物を着るようになって、目線が上がった一番基礎的な要素でもあります。
その場所を尋ね、しばし当民芸館の館長さんである「井上泰秋先生」のお話も聞きながら「あ〜もしかしたら美を育んでもらったのは、民芸だよね〜」と振り返りつつ、皆でだんご汁を食べ、お店に入りました。

やはり民芸の原点である「用の美」があってこそ、審美眼も育まれてくるのだと思います。
普段から、美しいものに触れ、それを使い、また身に纏うってことは、とても素晴らしいことだと再確認しました。


さて昨日は、いろんな応援メッセージ、本当にありがとうございます。
心優しいスタッフの美紀子さんからは、他の用もあったのですが、下記のようなメールが届いていました。

(〜前後略〜)
一生懸命されている方に、どうして神様は試練をお与えになるのでしょう。
「それを乗り越え、羽ばたかれる人」を選んでのことと存じます。(生意気なこと申してすみません)

ミッキーちゃんって、ほんとお優しいです・・・。
おかげ様で、皆様の温かさ優しさに触れることが出来ました。
本当にありがとうございます。
そしてもっともっと強くなって、「和服を広める運動」をしなければと心新たにした次第でした。


実を申しますと、「きもの宣言」以前からも、たまに着物を着て嬉しそうにしていると、「呉服屋なら着物を着て当たり前!」と言われ続けていました。
「きもの宣言」しても、より一層言われ続け・・・。
その言葉がトラウマとなり、少々ショックだったのかもしれません。

「呉服やなら当り前!宣言」が、きもの愛好家の方々より広まれば、おのずとこの業界の方々は「紺屋の白袴ですから」、「頭では解っていてもですね〜」という言い訳が、まかり通らなくなりますよね。
好都合、好都合!です。

でも、それが王道ですよね。
また、仕事はもちろん、プライベートもこの道で生業をする人が着ていると、本当の意味での「着心地」なども解ってきて、問屋さんも小売屋さんも粗悪品を堂々と勧めることもなくなってくるのではないでしょうか。

着物を販売する側が、その知識や美意識を上げることで、一般消費者も知識や美意識も上がり、より良い価値観になってくるのではないでしょうか。


しかしながら、「十人十色」という諺もあるように、いろんな価値観があります。
きもの姿を「品格のある究極の日本美」と捉えるならば、楚々とした美しさの白半襟に「引き算の美学」を取り入れたコーディネイトが似合うでしょうし、反対にファッションの一部と捉えるならば、柄衿に柄足袋で自分なりのお洒落を十二分に楽しむことができます。

本当に、価値観・美意識など様々ですよね。
着物姿をファッションと捉え、視線を浴び目立つ為にきものを装うとことも出来ますが、小生は控え目な美しさのきもの姿、そして内面から光り輝く知性と教養が滲み出てこそ、「本来のきもの姿の美」が醸し出されると思います。

豪華な着物という衣装の中にも、控え目な美しさこそ,本来持つ「きものの美」だと私は確信しています。
なぜならば、17年365日洋服を捨て着物だけの生活の中でたどり着いた境地だからです。
ゆえに、それを実践する場として下記のことをお伝えさせて頂きます。


やはり、染め・織り・絞りといった日本古来の技術や伝統を残すように、本物と言えるような価値観のあるきものを理解し身に付けてこそ、本当の意味での「きもの文化の継承」と言えるのではないでしょうか。

それを少しつづ実践するためには、
1)手仕事の染織工芸品の存在を知る。
2)日本工芸展・国展などを見るために、美術館や展示会場に足を運ぶ。(図録を見る)
3)そういった一級品の商品が、どこでどの位の価格帯で販売されているかを知る。
4)予算の都合あるが、きもの通なら、袖を通しその良さを体感する。
5)その衣装で、茶道・能楽などの日本文化に触れるもよし、美術館やコンサートなどにきもので出かけ、美を共有する。

(5)は無数にあります…。
「着物de京料理や歌舞伎鑑賞」もいいでしょうし、スカラ座などでオペラ鑑賞も素敵でしょうね。
用は「きものを着る」ことから始めて、「きもの文化」はもちろん「日本文化」を意識することが大切です。


もしも、「きものを着ること」が第一段階の夢・目標であったら、そこから「文化」「品格」「女らしさ」「内面の美」などを意識しつつ、「きものdeお茶のお稽古」「きものde優雅なお食事」・「きものdeご主人さまと美術鑑賞」など、「きもの」と「日本の美」が融合するように、ステップアップしていけたら、どんなに素敵なことでしょう。

それこそ、日本女性としての究極の喜びではないでしょうか。
そして、和の國で良かったらお付き合い頂いたら・・・。
そんなこと、昨晩は夜な夜な考えていましたぁ〜。


いつの間にやら、有難いことに「きもの宣言」も全国区!
いろんな価値観のコメントをすべての学び、自分の糧としてしっかり頑張っていきます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

熊本から全世界へ、着物の和を広げます!
あなた様と共に・・・。
            染織工芸サロン 和の國   代表 茨木國夫