みなさま、こんにちは。
代表の「男の着物日記」には、日々のエピソードに加え、その日着ていたお着物の特徴や色のことに触れているのですが、皆さま、もうご覧になられましたでしょうか?

その色について、ですが、日本には古くから伝わる伝統色名がありまして、ネーミングの由来も、糸の染色や型染めに使われた染料、顔料から取られたもの、四季折々の情景、動植物の部位に見られる色、流行を表現する色・・と多方面からきています。

なんと先日、その伝統色(と伝統的文様)を実際に見る機会があったのです! サントリー美術館で開催していた国立能楽堂コレクション展 「能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)」に出掛けると、現存しているお能や狂言の装束で実物を見られました。
それはそれは手の込んだ、とても贅沢な装束で、中には桃山時代のものも出展されていました。

普段は、帯の文様として再現された物を見ることができたり、色の辞典や裂地名鑑等で見ていた色や文様ですが、古い時代の物を見られる機会はめったにありません。
展示された衣裳の前には、地色や模様の名が「紫地桐鳳凰丸模様側次」等と記され、地色もそれぞれ違い、水浅葱や縹、茶納戸と様々です。
当時こういう色を指す色名だったんだ、と、その微妙な色あいに、実物を見ながら唸っておりました。

そして、喜びいさんでその図録を買ってきたら、代表はこの企画展を数年前見たとのことで、図録もお持ちでした。
審美眼は、いろんな物を見て触れる事で身についていくのだと改めて感じた次第でした。

今日も、おつきあいいただき、ありがとうございます。
和の國 スタッフ 鋤先美紀子