26cfe80e.jpgみなさまこんにちは、スタッフの鋤先美紀子です。
昨日はお休みを頂いてましたので、「NPO法人きもの普及協会」のイベントに、初めて着る大島紬で出かけました。

和の國でご縁をいただいてから、というもの、ずーっと欲しかった本場奄美大島紬です。前回の「大島紬展」催事中に、どことなく惹かれる柄がありまして、思い切って求めたものです。
今日はその大島紬のことを書かせていただきます。

しつけ糸を取った日の感触は、ひんやりとしていて(窓を開けていたからでしょうか?)、暖かくなってきたこの時期に、とても涼しそう!という印象でした。

「大島紬の着付けは、すべるので、慣れないと着崩れするかも」とお聞きしていたので、着付けに自信のない私は前日、うまく着れるかな?とかなり不安だったのですが、当日お着物を目にした途端、何故か「大丈夫」モードでした。

実際に着付けを始めると、とにかく地風が滑らかです。
ガラスの表面のように、つるつると、いや、するすると、手が滑って(添って)いきます。
そして、すごく軽いのです。糸がとっても細いので、生地が薄く軽やかで、それがまた身体にフィットして、とても着付けが楽でした。

帯を付ける前に鏡を見ると、大島紬(泥染め)の魅力の一つ、「黒の深み」がドーンと目の前に飛び込んできます。
余りの黒の力強さに、最初頭をよぎったのは、黒紋付みたいな黒さだ…でした。
他に黒いお着物を着た事がないからです。

でも、自然の泥と車輪梅による染めの繰り返しで、ここまで黒々と染まるなんて、やっぱりこの色に魅了されてしまいます。そして帯をつけると、お着物が背景のように見えて、さりげなく控えめに着られる感じも、とても嬉しいです。

一緒に出かけた友人は、「こんな大島があるんだー。昔の大島紬のイメージだと、絣模様がびっしり入っている感じだけど、これは洋服感覚だね。絣の一つ一つもくっきりしてる」と、横で楽しんでくれました。

かねてより代表から「室町の加納さんの大島紬は、他の問屋さんのものとは全然違う」と何度も聞いてきたことが、お着物として見て、着てみて、改めて響いてきます。
それから「今日のNHKラジオでも、ちょうど車輪梅の花が咲きほこっている」と伝えていたよ」(代表)と。
奄美の気候や車輪梅の記憶が蘇り、この季節に初おろししたことにも縁を感じてしまいます。

これからどんどん着て、出かけて行きたいです。
こんな素敵な本場奄美大島紬を作って下さった室町の加納さん、奄美の作り手の方々、仕立てて下さった方、そしてお店に出会えて、ありがたいです。。。
今日も、おつきあい頂き、ありがとうございます。