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いつもありがとうございます。
今日は、「漆塗りのくにモン」の話です。

和の國の店内にノートパソコンを常設したくなって約3ヶ月。
過日福岡に行った時に載せる台を見てきたけど、いい出会いはありませんでした。
10月中旬、熊本市内のアンティーク屋さんで気に行ったものと出会いました。
持ち帰ろうとしたら、店のおじさんが、「このままならば、コップのシミなどつくから、少し塗った方が良い」とのことでした。

「1週間ほどお待ち下さい。」だったけど、約2週間後に電話があり、ニヤニヤしながらもらいに行ってきました。
そうしたら、別物みたいに、黒く塗られていました。
僕は、正直ショックで「あ、あ、ありがとうございます。」とだけ言って帰ってきました。うーーーー。

店においても、黒塗りなので、存在価値がありすぎで、そこだけ浮いています。
お店の方は良かれと思ってなさった事でしょうが、残念でなりません。
「あ、いいです」と言って、その時に持って帰れば良かったな〜と思っても後の祭りです。

そこで、一念発起。
ホームセンターで「やすり」を買ってきて店の前でこすってみましたが、敵もなかなか手ごわい相手です。簡単には、剥げません。
そこで、数日後、知人に表面を機械でこすってもらいましたが、そのあとの細かい手作業だけでも3時間ほどを要しました。その界あって、やっと、その塗装を剥ぐことが出来ました。

そして、一昨日、ジャパンの由来でもある・・・漆(うるし)の塗料を塗りました。
メインテーブルも塗料が剥げていて、「いつか塗らないと」という気持ちがあったので、一石二鳥です。その他、イスも塗りました。
火曜日が3度塗り。そして、翌日の水曜日が4度塗り。
塗料を塗っては、しっかりと吹き上げ。その繰り返しです。

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何度も同じ作業を繰り返し。そして色に深みが増して、内面から醸し出す光沢も少しずつ出てまいります。
僕は5回程でしたが、昔、日本の職人は日々同じことの繰り返しの中で、美が育まれ、そしてその結果として後世にまで継承できる物が、「用の美」として生れて育っていったという事は、とても素晴らしい事で、筆舌に値するものだと僕は思います。
堆朱には、親の代は塗るだけ。そして子の代が彫るだけ。との逸話もあります。
まさに怪我の功名でしたが、日本の伝統工芸品が生まれるその一瞬を垣間見た気持ちで、嬉しくなりました。

いつもありがとうございます。
きものサロン和の國 茨木國夫拝


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