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和の國ファミリーのみなさま、こんばんは。
おかげ様でこの画像が、11月15日(木)全国一斉発売の本、『「和」で幸福になる三十三箇条』に使われそうです。
これも、一つのドラマとも言えるような出来事がありました。
聞いてください。

宇都宮で、人脈塾というセミナーに参加したら、未来写真家の渕上真由さんのゲストトークを聞きました。
そこで、写真の重要性を感じました。
真由さんに撮ってもらおうと思ったら、キャンセル待ちの状態で、10月には無理とのことでした。

ゆえに、角川学芸出版に出向いてお写真をパチリの予定となりました。
髪型は、上げるか、洗いざらしにするか悩みました。
話の中で、「自然の方が國さんキャラにあっている」とのことでした。
東京出張から帰った翌日(9/20)、早速髪を切りに行きました。

カットしてもらっている中で、突然右脳が歓喜。
あ----、KKRホテル熊本の西本支配人に言って、熊本城をバックに撮らせてもらおう、よし、カメラマンは先日出会った福岡の中野貴子さんにお願いしよう。・・・と。
支配人は二つ返事でOK!
カメラマンは、東京の用事を繰り上げて帰ってきたところで、一日だけ日が取れるとのこと。

僕は覚えていないのですが、「お天気は??」と心配されたそうです。
しかし、僕は「大丈夫です。晴れます!」といったそうです。
撮影日は、9月26日です。
朝から誠に良いお天気でした。

着物は、お気に入りの「みさやま紬」にお馴染みの「くにモン」羽織です。
撮影が始まりました。
貴子さんが「目線をもう少し、カメラ目線でなくて、少し斜めを見上げましょう」
「はい。。。」

そうこうするうちに、一つの形が決まりました。
そして、「國さん、着物を通してみんなにどうなって欲しいのですか??」と訊かれました。
僕は即座に、「しあわせになって欲しいです。」
貴子さん:「どんな方がですか?」
くにモン:「そうですね、もちろん、地元熊本のみなさん、そして日本の皆さんです」

その間も、パチパチとフラッシュ音が鳴り響きます。
貴子さん:「日本人の方だけですか?」
くにモン:「あ---、、そうですね。日本人はもちろん、全世界の人々もです」
貴子さん:「今、どこを思っていますか??(どこを見ていますか?」
くにモン:「そうですね---------、モナコです」

と言ったとたん、じーーーーーーーーーーーーーーんときました。
感動のツボを押されたような感覚です。l
パチパチパチ、パチパチパチ。シャッター音が熊本城に、いや天空に向かって連呼しています。
そ、そのショットが、これです。

僕は、この表情が一番好きでした。
角川さんには、5枚ほど送りました。
そうしたら、このショットを選んでもらいました。
そのほかにもあと3つ、嬉しいことがありました。またの機会にお話させてください。

いつもお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
茨木國夫拝 090-3600-9495





追伸:
「和」で幸福になる三十三箇条は、

・第1章.日常生活でどんどん健康になる…和の知恵
・第2章.人間関係がもっと良くなる…和の魔法
・第3章.楽しみながら金運がよくなる…和の秘訣 
・第4章.身体と心が豊かになる・・・和の習慣 
・第5章.心に虹をかけ幸福になる・・・和の力


そのように、5つの章から成り立っています。
今日は、第1章の中から、「食べながら健康になる、三度のときめき」に、お付き合い頂ければ有難いです。



●食べながら健康になる、三度のときめき
「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」
 初夏の到来を告げる僕の大好きな俳句のひとつです。元禄期の俳人・山口素堂の句ですが、江戸時代は黒潮に乗って北上してくる初夏の鰹を、初鰹といって珍重しました。初鰹は高値で売買され、口にするのは自慢のタネにもなり、粋なふるまいでもあったようです。
 日本では昔から「初物を食べると寿命が延びる」といわれ、野菜でも果物でも魚でも、その時期に初めて収穫されたものを食べることに縁起の良さを見いだしていました。「はしり」の時期です。「やっと食べられる季節を迎えられた」という感動や幸福感があります。

 そうして「旬」の時期を迎えます。まさに食べごろ。もっとも安価で美味しく、しかも栄養価も高くなっています。
 楽しくおいしく食べているうちに季節が変わり、やがて「名残り」の時期になります。もう来年まで食べられないという、食べ物に対する慈しみが感じられます。鰹でいえば、秋の脂がのった「戻り鰹」でしょうか。
同じ食べ物でも「はしり」「旬」「名残り」と大事にして三通りの時節を味わい、そのすべてを尊ぶ精神が日本にはあります。

 今ではスーパーマーケットに行くと、一年中自由に食べ物を手に入れることができます。メロン熊本県でも、スイカでも、ブドウでも、好きな時に食べられます。それはそれで便利で、農家の方や流通に携わる方々の努力に敬意を覚えます。しかし、日本には四季折々に食材があり、やって来るもの、過ぎ去ってゆくものに、我々日本人は豊かな感情を抱いてきたことを、今の時代、改めて見直したいと思います。

 僕は自分で料理をするようになって数年とまだ日が浅いのですが、ある時、カボチャが体に良いとテレビで見た母が「カボチャを買ってきて」と言うので、産地直送の物産館で探したところ見つかりません。近くのスーパーに行ったら、ニュージーランド産と書いてありました。「ありゃ!」季節が違っていて日本産の時期ではなかったのです。そうして少しずつ、四季折々の食べ物と付き合えるようになってきました。

 夏なら、「きゅうり尽くし」とばかりに、塩もみにしたり、酢味噌を添えたり、七味黒酢漬けにしたりして、器を変えて三品作ることもあります。カリカリとした食感が麦酒のお伴には最高です。体を冷やす作用があるきゅうりは夏野菜で、大根などの根菜類はほっこりと体が温まる冬野菜。日本の四季に合った食べ方が「身土不二」というように、いちばんおいしくて自然の摂理にかなう「健康食品」になると思います。魚であれば、夏はさっぱりとしたイサキなどの白身の魚。脂がのったサバやブリは冬が旬で、僕も好物の一つです。
 おいしいものはどうしても腹いっぱいに食べたくなり、僕もその誘惑になかなか勝てません。「旬のものを腹八分」「腹八分に医者いらず」などのことばを思い出して、たびたび自分を律し、箸を正しく使って、美しい所作でいただくことを理想としています。



 季節とともに生活がある、というのは着物も同じ。春は桜の模様が、秋には紅葉を流水に散らした竜田川模様が好まれます。茶道でも夏は風炉を用い、「名残り」の季節を経て炉の季節を迎えます。
 和菓子にも季節感があります。年があけると花びら餅、うぐいす餅、草餅、桜餅、柏餅、そうして涼感のある葛菓子や水羊羹へと変わってゆきます。素材に特別季節感のない「きんとん」は、季節の花など造形して「錦秋」などの菓銘をつけます。食べる前に、季節感を愛でることができます。上質な和三盆を使用した和菓子は、洋菓子に比べてカロリーが少ないので太りにくく、体にも良いのです。

 僕は、美味しいものを見るとパクッとすぐ口にいれたくなります。しかし和菓子は、美味しさもさることながら、その繊細さと美しさにうっとりさせられます。食べるのがもったいない。自然界を賛美しているかのようで、まさに、和菓子は我が師。僕の習慣さえ覆してくれました。ちょっと季節を先取りし、視覚で愛でて、味覚で味わえる和菓子の文化、本当に素晴らしいものです。

 こんなに四季が生活に密着し、季節の移り変わりに、喜び、いとおしさを見いだしているのは日本人だけかも……。そう思い巡らすと、日本人が繊細な美意識を持っていると言われる原点を見る思いがします。それは四季の食べ物や行事だけでなく、人と人との関係も同じ。人間関係にも「はしり」「旬」「名残り」があって、出会いと付き合い、そして別れがあるのかなと思い至ります。永遠のものがないからこそ、それぞれの今を大事にします。
 和食は、日本の風土と先人が育んだ、世界に誇れる食文化です。食べることを通して、体も、そして心も健康でありつづけ、ずっと綺羅星のように輝いていたいものです。