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和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員の安達絵里子です。毎月3日か4日あたりにおじゃましておりますが、今月は会期中であったため遅くなりました。

さて、國さんやミッキーさんが連日レポートしてくださったように、おかげさまで3回目の熊本ゆかりの染織作家展が6日(日)をもって無事終了いたしました。今回も、多くの方にご来場いただき、どうもありがとうございました。心より御礼申し上げます。

今回の特徴は、2点。開催時期を年末からお正月に移行したことと、作家ご本人による作品解説の時間を設けたことです。そのおかげで、会がますます充実したように思われました。

まず、お正月に開催しましたことで、帰省されている方にお越しいただけました。特に、ブログをご覧になって、関東から鹿児島に帰省された方が、新幹線を途中下車するかたちでお立ち寄りくださったと知った時には感激しました。

また、大阪から帰省された方がパーティ用にとおきものをお求めくださいましたが、大阪でのパーティで、ご出身の熊本の染織作家によるきものをお召しいただけるなんて、と思うと、これまた感激で、胸が熱くなる思いがしました。きっと大都会大阪で活躍されている美しいこの方を、故郷の熊本ゆかり作品が無言で支え、守ってくれることでしょう。

それから、作家ご本人による作品解説。この企画は大当たりでした。作品を拝見すれば、そのデザインや色彩、技法から、いろいろなことを感じ取ることができます。しかし、作者ご本人から話をお聞きすると、その見方がいっそう深まるような気がしました。

染料とする草木を採取しに山へ行く時にはマムシにも遭うので長靴に完全装備で出かけたりするとか、染料の染め付きをよくするため用いる呉汁(大豆のしぼり汁)の大豆は国産(北海道産)がいいように思うので選んでいるとか……。作品になってしまえば見えないものにも、本当に最高のものを求めて手抜きなく、慈しむように作品制作に取り組んでいらっしゃるのを知り、拝見した作品に対する思いが、より深くなりました。



「熊本ゆかりの染織作家展」。はじめに私が思いついたときには、1回でもさせていただければ、その夢はじゅうぶんかなえられたように思いました。しかし「和の國」のご支援や、作家の方々のご協力、そして何より買い支えてくださるお客さまのおかげで3回を迎えることができたのですが、今回3回目を迎えて、やはり継続することの意義を実感しました。

たかだか3年目ではあっても、毎年作品を拝見していると、それぞれの作家の方の新境地をみることで、作家の作風の変化を感じ取ることができます。そして、1年目、2年目に感じたこととは別の発見をする思いになったこともありました。

また、一方で、運営上の問題で改善したほうがいいと思われたところもありました。現時点では次回の詳細は決まっていないので、会期中の反省をもとに、よりよい会になるよう反映させたいと思います。皆さまにもご教示いただけましたら幸いですので、お気づきになられたことはご遠慮なく教えていただけますよう、お願い申し上げます。
月に1回掲載させていただいている「熊本ゆかり便り」は、今年も継続させていただきます。今年の前半は、お越しになれなかった方のために、本展に出品された作品の一部を、コーディネート付きでご紹介してゆきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。
安達絵里子